不動産売却のよくあるキャンペーンと注意点

よくあるキャンペーンと注意すること

ここでは、よくあるキャンペーンと注意することについてご紹介します。

 

商品券などがプレゼントされるキャンペーン

 

「訪問査定すると3000円の商品券をプレゼント」などというようなチラシが自宅に投函されていることもあるのではないでしょうか。

商品券の代わりに、ギフトカードやクオカードなどの場合もあったりします。商品券などがプレゼントされるキャンペーンの場合は、
不動産業者が十分にフィルタリングしていないことがリスクです。
簡単にマンションを売る手順をご紹介すると、机上査定→訪問査定→媒介契約→売買契約→決済→引き渡しとなります。
売主は机上査定によって売却戦略・査定額と根拠・電話やメールでの応対などをチェックすると、ある程度不動産業者や営業マンをフィルタリングしてから
訪問査定を実際に頼むかを見極めできます。
一方机上査定を無くしてすぐに訪問査定をすると、コミュニケーションをほとんど図っていない営業マンが来るようになるでしょう。
そのため実際に会ってみると得意でない営業マンでも、媒介契約を強引に結ばされることも十分にあり得ます。
そして商品券などがプレゼントされるキャンペーンの場合は、ほとんどの不動産業者が「訪問査定の終了」を条件にしていることが問題です。そのため、商品券などは訪問査定が終わらないともらうことができません。もしキャンペーンのために売主が、営業マンと机上査定でコミュニケーションを図らないですぐに訪問査定を頼むと不動産業者の思い通りになるでしょう。また強引な営業マンが訪問して、媒介契約を断り切れなくて結ばされる場合もあり得ます。

 

ハウスクリーニングキャンペーン

 

不動産業者のホームページを見れば、媒介契約を弊社で結べばハウスクリーニングが無料というようなキャンペーンもあるでしょう。

マンションの1室を全てハウスクリーニングすると、10万円程度の費用がかかります。不動産業者からすると、専任の媒介契約を結ぶことがキャンペーンの条件と設定されているため当然です。しかし基本的に、専任の媒介契約を結ぶと3ヶ月間の契約期間は解約ができません。ハウスクリーニングキャンペーンのために、不動産業者を簡単に選ぶと後悔することがあります。

 

お客さま紹介キャンペーン

 

紹介したお客さんが成約すると、商品券を5万円分プレゼントするというようなキャンペーンを行っている不動産業者もたまにあります。

このキャンペーンは、紹介した知人との対人関係が悪くなるかもしれないことが問題でしょう。実際に自分が頼んで良かったと思った不動産業者を知人に紹介しても、知人にとって必ずしもいいとは限りません。というのは、相性が知人と不動産業者や営業マンが合うかどうかがあるためです。もしマンションが考えていたような価格で売却できないと、悪い不動産業者を紹介されたということで恨まれるかもしれません。

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