空き家を放置し続けるリスクは何がある？

「空き家を所有しているが、そのまま放置しておくと、どうなるのだろう…」

このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか？

現在住んでいない空き家は、放置してしまうことが多いですよね。

そこで今回は、空き家となっている実家を放置してしまうリスクについて解説します。

□空き家となっている実家を放置してしまうリスクとは？

皆さんの中にも、様々な理由から空き家となってしまった実家を放置しているという方もいらっしゃるでしょう。

実際に、空き家の増加は、社会問題となり、管理されず放置された空き家が多くあります。

しかし、空き家となっている実家を放置してしまうと次のようなリスクが発生します。

＊資産価値の低下

実は、家というのは、空き家になっていても、居住していても、年が経つにつれて資産価値は下がっていくものです。

また、空き家を放置することにより、家の状態は悪化する一方なので、どんどん価値は下がっていきます。

さらに、資産価値が低下するだけでなく、固定資産税を含む維持費がかかるので、空き家を放置しておくと痛い出費となるでしょう。

＊周辺環境への悪影響

空き家を放置しておくリスクは、個人の問題だけではありません。
現在は、空き家の状態がよくても、将来のことを考えると老朽化が進み、周辺環境の悪影響のなってしまう可能性も十分にあります。

庭木や草花が敷地からはみ出てしまったり、害虫や不法投棄を許してしまったりすることによる衛生上での問題は、近隣住民とのトラブルの原因になってしまいます。

空き家の所有者には、管理責任があるので、他人に何か損害を与えたときには、損害賠償に発展してしまうこともあるのです。

空き家を放置しておくことのリスクは、個人の問題だけではないということを理解しておきましょう。

＊強制解体

空き家を放置することによって、周囲に悪影響を与えていたり、危険性があったりする場合は、特定空き家に指定されます。

そして、固定資産税の軽減措置が適用されなくなり、さらに行政からの指導を無視した場合は、強制解体されてしまうのです。

もちろん、解体費用は、空き家の所有者に請求されます。

□まとめ

空き家を放置しておくことによる危険性を理解していただけたでしょうか。
空き家を放置しておくことは、大きなリスクとなります。
資産価値が低下してしまうとはいえ、財産となる空き家を、周囲に悪影響、強制解体となる前に、売却してしまうことをおすすめします。