空き家をお持ちの方へ！空き家を放置するのが危険な理由とは？

現在、空き家を所有している方はいませんか。
あなたが持っている空き家、どのように放置していますか。
空き家を放置していると、危険なことがあります。
そこで今回は、空き家を放置することによるリスクを具体的に紹介しましょう。

□空き家を放置することで起きるリスクとは

近年、空き家問題が深刻ですよね。
しっかり管理されずに、そのまま放置されている空き家は年々多くなっています。
そこで、空き家を放置することで起きるリスクを考えてみましょう。

１つ目のリスクは、倒壊です。
日本の家の多くは、柱が木で作られています。
そのため、長年放置された空き家の柱は経年劣化し、少しの地震や台風で、倒壊する危険があるのです。
家が倒壊してしまったら、近隣に迷惑がかかり、後始末も大変なため定期的に管理しましょう。

２つ目のリスクは、景観の悪化です。
落書きをされた空き家を見たことがある方が多いのではないでしょうか。
このようないたずらをされると、街の景観が乱れ、治安が悪く見えます。
最悪の場合だと、近隣トラブルに繋がることもあるため、注意しておきましょう。

３つ目のリスクは、放火の危険性です。
空き家は、人目がなく、燃えやすいゴミが散乱しているため、放火犯にとって都合が良い家です。
もしも、空き家が放火されて、他の家に燃え移ったら大惨事ですよね。

４つ目のリスクは、不審者の侵入です。
家の中に、家具や物が放置されたままの空き家が多いです。
それを狙って泥棒が侵入し、物を盗む可能性があります。

このように空き家を放置することで起きるリスクが近隣の方に迷惑をかけたり、自分自身を危険にさらしたりすることに繋がることは覚えておきましょう。

□空き家対策特別措置法について

政府から全国に向けて、空き家対策特別措置法が制定されました。
これは、近年問題視されている空き家を改善するための対策です。
この措置法には、空き家の実態調査や、所有者への適切な管理の指導、管理されていない空き家を特定空き家に指定すること、特定空き家に対して勧告や罰金をすることが定められています。

この措置法が成立するまでは、空き家を勝手に調べることや、立ち入れることは許されませんでした。
しかし、空き家対策特別措置法が確立したことで、自治体が空き家に立ち入り調査できたり、所有者の個人情報を調べられたり、インフラ情報を請求できます。

□まとめ

空き家を放置する危険性をご理解いただけたでしょうか。
所有者が空き家を管理することは、当然です。
近隣へ迷惑や自治体に取り締まられないように、管理を怠らないようにしましょう。